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「穏和」の意味と使い方や例文!「穏和な性格」とは?(類義語・対義語)

穏和の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
穏和

【読み方】
おんわ

【意味】
①性質などが、落ち着いていて、優しく穏やかなこと。また、そのさま。
②物事が、かど立たず人に受け入れられやすいこと。また、そのさま。

二字熟語の博士
「穏和」という言葉は、二つの意味を持っているんだよ。 1つ目は、性格や性質が落ち着いており、優しくて平和な状態を示していること。

2つ目は、物事がスムーズで、人々にとって受け入れやすい様子を言うんだ。

助手ねこ
ああ、分かる分かる!1つ目は「性格が心穏やかで優しい」ってことやな。

2つ目は「何かがすんなりと受け入れられる」っていう意味か。どっちも「穏やか」っていう共通のイメージがあるな。穏やかって、ええ言葉やね。

【語源・由来】
「穏」は「おだやか。やすらか。ゆったりしている。」
「和」は「やわらぐ。おだやか。のどか。」

【類義語】
温厚、穏健、柔和、温良

【対義語】
粗暴、冷酷、乱暴

穏和(おんわ)の解説

カンタン!解説
解説

「穏和」という言葉はね、2つの意味があるんだよ。

1つめは、人の性格がすごく優しくて、落ち着いていることを表すんだ。例えば、「穏和な人柄」っていう言い方は、その人が穏やかで、怒らない、優しい性格を持っているっていうことだよ。

2つめの意味は、何かの表現や言い方が、人々に受け入れられやすい、つまり誰にでもわかりやすくて、攻撃的じゃないっていうこと。たとえば、誰かがちょっと厳しいことを言ってしまった時、それをもっと優しい言い方に変えることを「穏和な表現に改める」と言ったりするんだよ。

それと、「穏和」と「温和」っていう似ている2つ言葉があるんだけど、少し違いがあるんだ。

「温和」は、もちろん性格が優しいっていう意味もあるけど、気候があたたかいっていう意味も持ってるんだよ。でも、「穏和」は、性格が優しいって意味だけで、気候のことは言ってないんだ。

だから、天気や気温のことを言いたい時は、「温和」を使うけど、人の性格や態度のことだけを言いたい時は、「穏和」を使うといいんだよ。

つまり、「穏和」っていう言葉は、優しさや落ち着きを表す言葉なんだね。

穏和(おんわ)の使い方

ともこ
これ、健太くんのおばあちゃんの写真?
健太
そうなんだ。
ともこ
穏和な表情をしているわね。
健太
優しいおばあちゃんだよ。

穏和(おんわ)の例文

例文
  1. 彼は普段は穏和だが、運転すると人が変わったようになる。
  2. 穏和な人柄を偲ばせる。
  3. 年をとって、穏和で温厚になってきた。
  4. 穏和な健太くんは、喧嘩が苦手だ。

穏和の文学作品などの用例

  1. ・・・気候もまず温和である。土人は、――あの黄面の小人よりも、まだしも・・・ 芥川竜之介神神の微笑

  2. ・・・おもての色やや沈み、温和にして、しかも威容あり。旅館の貸下駄にて・・・ 泉鏡花山吹

  3. ・・・して、省作の人柄が、温和なうちにちゃんとしたところがあり、学問と・・・ 伊藤左千夫隣の嫁

「穏和な性格」とは?

穏和」は、「穏和な性格」という表現で使うことがあります。

穏和な性格」とは、おとなしい、おだやかで事を荒立てない性質のことをいいます。

二字熟語の博士
「穏和な性格」という言葉は、おとなしい、おだやかで、問題やトラブルを起こさないような性格の人を指すんだよ。
助手ねこ
あー、それはつまり、すごく落ち着いてて、ケンカとか好まへん人のことを言うんやな。

なんかそういう人とは安心して一緒にいられる感じやな。いつもニコニコしてて、みんなと上手くやっていけるような性格やね。

【例文】

  1. ともこちゃんは穏和な性格だ。
  2. 健太くんは穏和な性格であまり怒らない。
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