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「突破」の意味と使い方や例文!「打破」「打開」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
突破

【読み方】
とっぱ

【意味】
①突き破ること。困難や障害などを克服すること。
②ある目標・数量を超えること。

【語源・由来】
「突」は「つき出る。つく。つきあたる。」
「破」は「物をこわす。こわれる。」

【類義語】
突入

【対義語】
撃退

突破(とっぱ)の使い方

健太
ワクチンを接種したのに感染してしまったよ。
ともこ
突破型感染ね。
健太
それ何?
ともこ
体に抗体があるにも関わらずウイルスに感染してしまうことをいうのよ。お大事にね。

突破(とっぱ)の例文

  1. 目標額を突破する。
  2. 警戒網を突破された。
  3. 人口が60億人を突破した。
  4. 難関を突破して合格した。
  5. フォロワー数1万人突破記念セールをします。

「突破」と「打破」「打開」の違いは?

突破」に似ている語に「打破(だは)」「打開(だかい)」があります。

「突破」と「打破」の違いは?

打破」は、
①攻撃して負かすこと。
②束縛・抵抗・妨害などを取り除くこと。

という意味です。

突破」も「打破」も、差し障りになるものを打ち破り取り除くことをいいます。

しかし「突破」は、差し障りになるものを強力に打ち破り、突き抜けることをいいます。

対して「打破」は、社会に存在する好ましくない習慣などを打ち破り取り除くことをいいます。

また、「突破」には、ある目標・数量を超えることという意味が、「打破」には、攻撃して負かすことという意味がある点が違います。

「突破」と「打開」の違いは?

打開」は、困難な状態や行き詰まった事情などを切り開いて、解決の糸口をつけることという意味です。

突破」も「打開」も、物事が進展するように、差し障りになるものを打ち破り、取り除くこと。

打開」は、主に、動きがとれなくなった状況をなんとかするという意味で使います。

対して「突破」は、進んでいく道筋をさえぎる障害を強力に打ち破り、突き抜けることをいうので意味が違います。