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「奥義」の意味と使い方や例文!「秘技」「極意」との違いは?(類義語)

奥義の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
奥義

「奥儀」とも書く。

【読み方】
おうぎ

【意味】
学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。極意。おくぎ。

二字熟語の博士
「奥義」とは、学問や技芸、武芸などにおける最も深いところの重要な事柄を指すんだよ。

それはその分野の「極意」、つまり最も深いところの知識や技術のことだよ。

助手ねこ
なるほどな、それはつまり「一番深いところの大切な知識や技術」ってことやな。

どんな分野でも、一番奥深いところ、そこまで理解できたら、それが「奥義」やな。これがわかると、その分野でめっちゃすごいことができるんやろな。

【語源・由来】
「奥」は「意味が深い。おく深い。」
「義」は「意味。主旨。」

【類義語】
極意、神髄

奥義(おうぎ)の解説

カンタン!解説
解説

「奥義」っていう言葉は、学問や技芸、武芸などの最も深くて大切な部分を指すんだよ。それはその分野の中心的な、最も深い理解や知識、スキルを意味するんだ。

例えば、「奥義を極める」という表現は、その学問や技芸、武芸などの分野で最も高度な理解や技術を習得する、その深部まで達するという意味になるよ。

だから、「奥義」っていう言葉は、何かを本当に深く理解し、それを極めるときに使う言葉なんだね。

奥義(おうぎ)の使い方

健太
空手の師匠が奥義を授けてくれたんだ。
ともこ
すごいわね。
健太
どんなすごい技を伝授されるのか期待したんだけど「愛」という言葉だけだったんだ。
ともこ
愛は大事よね。

奥義(おうぎ)の例文

例文
  1. 武道の奥義をきわめる。
  2. 弟子に奥義を授けようと思う。
  3. 奥義を駆使して敵を倒す。
  4. 奥義を会得する。
  5. この巻物には奥義が書いてある。

奥義の文学作品などの用例

  1. ・・・諸寺を巡って、各宗の奥義を研学すること十余年、つぶさに思索と体験・・・ 倉田百三学生と先哲

  2. ・・・会っても撓まず、その奥義を極めるまでは死すとも止めないほどの覚悟・・・ 倉田百三芸術上の心得

  3. ・・・すなわち食通の奥義である。 いつか新橋のおでんやで、若い男が、海・・・ 太宰治食通

「奥義」と「秘技」「極意」の違いを解説

奥義」に似ている語に「秘技(ひぎ)」「極意(ごくい)」があります。

「奥義」と「秘技」の違いは?

秘技」は、
①他の人にはまねのできない奥深いわざ。
②秘密の技術。特に閨房の技巧をいう。

とう意味です。

奥義」は、学問・武術・技芸の最も奥深い大切なところをいいます。

対して「秘義」は、学問・武術・武芸で、他の人にはまねできない奥深いわざをいう点が違います。

また、「秘技」には、人には見せることのない技術という意味がありますが、「奥義」にその意味はありません。

二字熟語の博士
「奥義」と「秘技」はどちらも深く習得した技や知識を表す言葉だけど、ちょっと違うニュアンスがあるんだよ。「奥義」は学問や技芸、武芸などの中で最も奥深く大切な事柄、つまりその道の極意を指すんだ。

「秘技」は他の人がまねできないような特別な技術や技巧を表す言葉で、時には秘密の技術としても使われるんだ。

助手ねこ
そやな、つまり、「奥義」と「秘技」は似てるけど、ちょっと違うんやな。「奥義」は学問や技術、武道などで、一番深くて大事な知識や技やな。

一方、「秘技」は他の人がまねできへん特別な技や、秘密の技を指すんや。

「奥義」と「極意」の違いは?

極意」は、「学問や技芸などで、核心となる大切な事柄。奥義。」という意味です。

奥義」も「極意」も、学問や技芸などで、最も奥深い到達し難い事柄をいいます。

しかし「極意」は、奥深い技能について広く用いられるのに対して、「奥義」は、より深遠なところにある物事の本質というニュアンスを含む点が違います。

二字熟語の博士
「奥義」と「極意」は、ともに学問や技芸の中心的な部分や大切な事柄を指す言葉だよ。

「奥義」はその分野で最も深い、重要な事柄を指し、「極意」はその分野の核心、つまり本質的な部分を指すんだ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「奥義」と「極意」は、ほとんど同じような意味で使われてるんやな。どちらも学問や技芸の大切な部分、本質を指す言葉やけど微妙に違うところもあるんや。

それは、学問や技芸の最深部を「奥義」と言い、その核心を「極意」と言うんやな。ある意味、深いところでつながってるけど、それぞれが指す深さがちょっと違うって感じやな。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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