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「老練」の意味と使い方や例文!「老獪」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
老練

【読み方】
ろうれん

【意味】
多く経験を積んで、物事に慣れ、巧みであること。また、そのさま。老巧。

【語源・由来】
「老」は「長い経験を積んでいる。」
「練」は「なれてうまくなる。ねれる。」

【類義語】
熟達、円熟、熟練、老成、老巧、練達、老獪

【対義語】
幼稚、未熟

老練(ろうれん)の使い方

ともこ
健太くん。また先生に呼び出されたの?
健太
老練な先生にカンニングを見破られてしまったんだ。
ともこ
あの先生のテストでカンニングをするなんて度胸があるわね。
健太
僕が愚かだったよ。

老練(ろうれん)の例文

  1. その道の老練たちは、素人とは動きが違う。
  2. 老練な投資家にも、近年の相場は読みにくくなった。
  3. 相手の老練な駆け引きに翻弄された。
  4. 彼は老練な戦略家だ。
  5. 監督の老練な指揮のもと、チームは勝利を重ねていった。

「老練」と「老獪」の違いは?

老練」に似ている語に「老獪(ろうかい)」があります。

老獪」は、「いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。老猾 (ろうかつ)。 」という意味です。

老練」も「老獪」も、経験を積んで熟達しているという意味は同じです。

しかし「老獪」には悪賢いという意味が含まれ、ネガティブな意味で使われる点が「老練」と違います。