【二字熟語】
落胆
【読み方】
らくたん
【意味】
失望してがっかりすること。力を落とすこと。
【語源・由来】
「落」は「おちる。おとす。上から下へ物がおちる。攻めおとす。敗れる。」
「胆」は「こころ。きもち。」
【類義語】
がっかり 失望
落胆(らくたん)の使い方
兄さんが司法試験を受けたんだけど駄目だったんだ。
落胆しているんでしょうね。
何回もチャレンジしていて、今回こそはと言っていたから相当落胆していると思うよ。
この挫折から立ち直ることができたら、次こそは本当に合格することができるかもしれないわよ。
落胆(らくたん)の例文
- 彼の落胆ぶりを見て気の毒になった。
- 彼の指導力のなさに落胆の声が上がっている。
- オーディションの結果に落胆の色を隠せなかった。
- その結果を見て落胆した。
- 映画を見てひどく落胆した。
「落胆」と「失望」の違いは?
「落胆」に似ている言葉に「失望」があります。
「失望」は「のぞみを失うこと。あてがはずれて、がっかりすること。」という意味です。(例:結果に失望する。)
「落胆」も「失望」も「がっかりすること」をいいますが、「落胆」は「結果に対する期待が思い通りにならず力を落としがっかりする」というニュアンスです。
対して「失望」は「落胆」と同じ「結果に対するがっかり」という意味だけでなく、事前の評価が外れてがっかりする、これからのことや相手に対する希望を失うという意味を含みます。
「君にはがっかりしたよ。」と同じ意味で「君には失望したよ。」といいますが、「君には落胆したよ。」とはいいません。
「落胆」と「失望」はがっかりするという意味は同じですが、含まれる意味が異なるので注意して使いましょう。