【二字熟語】
劣悪
【読み方】
れつあく
【意味】
性質・状態などがひどく劣っていて悪いこと。また、そのさま。
【語源・由来】
劣っていて悪い意。
【類義語】
低質、劣等、不良、粗製、悪質
【対義語】
優良、精巧、良質、純良
劣悪(れつあく)の使い方
もうすぐ冬だね。
今年は寒さが厳しくなるんですって。
被災地の人たちは、劣悪な生活環境の下で暮らしているのに、さらに過酷になるね。
こういう時こそ税金を存分に使って改善してほしいわよね。
劣悪(れつあく)の例文
- 劣悪な労働条件だ。
- 劣悪な環境を改善する。
- 劣悪な環境下では感染症が蔓延しやすい。
- 線路状況が劣悪で、よく脱線する。
- 劣悪な環境で練習している割に強い。
「劣悪」と「粗悪」「劣等」との違いは?
「劣悪」に似ている語に「粗悪(そあく)」「劣等(れっとう)」があります。
「劣悪」と「粗悪」の違いは?
「粗悪」は、「粗末で質が悪いこと。また、そのさま。」という意味です。
「劣悪」は、性質、状態、内容などが悪いことをいいます。
対して「粗悪」は、品質が粗末で悪いことをいう点が違います。
「劣悪」と「劣等」の違いは?
「劣等」は、「等級・程度などが水準より劣っていること。また、そのさま。」という意味です。
「劣悪」も「劣等」も、普通より劣っていることという意味です。
「劣悪」は、内容、状態、性質などが、他よりひどく悪い場合を客観的にとらえた表現です。
対して「劣等」は、等級をつけられるもので、かつ、劣っているものをいいます。
また、「劣等」は、侮蔑や自嘲のニュアンスを含みます。