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「老獪」の意味と使い方や例文!「狡猾」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
老獪

【読み方】
ろうかい

【意味】
いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「老」は「経験をつむ。」
「獪」は「わるがしこい。ずるい。」

【類義語】
間擦れ、すれからし

【対義語】
愚直、実直、純朴、朴訥、天真爛漫

老獪(ろうかい)の使い方

ともこ
芸能界って生き抜くのが大変なんでしょうね。
健太
老獪さがないと、表舞台から消されるんだろうね。
ともこ
光がまぶしいほど闇は濃くなるってね。
健太
正直者の僕なんか一日で消されちゃうね。

老獪(ろうかい)の例文

  1. 彼は老獪な政治家だ。
  2. 健太くんは若いのに老獪に立ち回る。
  3. 敵チームの監督の老獪な戦術に屈した。
  4. ベテランの老獪なピッチングに手も足も出なかった。
  5. 老獪ぶりを発揮して交渉を有利に進めた。

「老獪」と「狡猾」の違いは?

老獪」に似ている語に「狡猾」があります。

狡猾」は「ずるく悪賢いこと。また、そのさま。」をいいます。

老獪」も「狡猾」もずる賢いことをいいます。

しかし「老獪」が経験を積んでという意味が含まれる点が「狡猾」とは異なります。