【二字熟語】
累々
【読み方】
るいるい
【意味】
重なり合うさま。
【語源・由来】
「累」は「次々とつながり重なる。つみ重ねる。」
【類義語】
山積
累々(るいるい)の使い方
津波の後は、累々とがれきが積み重なっていたんだって。
一瞬ですべてががれきと化すなんて、経験した人にしかわからないつらさよね。
わからないけど、次世代に津波の怖さを伝えることはできるよ。
地震が起きたら、無駄足になっても高台へ逃げるよう伝えていかないといけないわよね。。
累々(るいるい)の例文
- 戦場は死屍累々たる有様で、思わず目を背けた。
- 実が累々と連っているというので多分鎖鎖と名けたものであろう。(牧野富太郎、植物記)
- 物価高による倒産ラッシュがはじまり、早急に手を打たなければ、年末には死屍累々となるだろう。
- 人間の知らない山の奥に雲霧を破った桃の木は今日もなお昔のように、累々と無数の実をつけている。勿論桃太郎を孕んでいた実だけはとうに谷川を流れ去ってしまった。(芥川龍之介、桃太郎)
- 三株の棕櫚樹高く道の傍に立てるが、その實は累々として葉の間に垂れたり。山腹の果圃は黄なる斑紋ある青氈に似たり。(森鴎外、即興詩人)
「死屍累々」とは?
「累々」を用いた表現の一つに「死屍累々(ししるいるい)」があります。
「死屍累々」とは、死体が数多く重なり合っていることという意味です。
【類義語】
・屍山血河(しざんけつが)
【例文】
- 手の施しようのないウィルスが蔓延し、その島は、死屍累々たる土地に変わった。
- 死屍累々とはあの事ですね。それが皆夫婦なんだから実際気の毒ですよ。(夏目漱石、門)