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「類推」の意味と使い方や例文!「推測」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
類推

【読み方】
るいすい

【意味】
①類似の点をもとにして他の物事を推しはかること。
②論理学で、両者の間に類似点があることを根拠にして、一方がある性質をもつ場合は他方も同じ性質をもつであろうと推理すること。類比。アナロジー。

【語源・由来】
類似の点をもとにして他の物事を推しはかること。

【類義語】
類比、アナロジー

類推(るいすい)の使い方

健太
お薬手帖っているのかな。
ともこ
お薬手帖があれば、意識不明の状態で病院に運ばれても、お医者さんが疾患を類推してくれるわよ。
健太
処方された薬から分かるってすごいね。
ともこ
お薬手帖もすごいのよ。

類推(るいすい)の例文

  1. 健太くんの行動や発言から、彼の出身地は類推することが可能だった。
  2. 古代の社会生活には、我々の時代生活から類推の出来ない事が多い。(折口信夫、「とこよ」と「まれびと」と)
  3. 壁画等の類推から、楊貴妃は豊満な女性であったようだ。
  4. 「ポケットベル」のような和製英語は、もとの英語の意味からその意味を類推することは難しい。
  5. すでに述べたように霜と雪との間には、結晶習性上本質的の差はない。それで人工霜の生成条件から或る程度まで雪の結晶の出来る時の状況を類推することが出来るのである。(中谷宇吉郎、雪)

「類推」と「推測」の違いは?

類推」に似ている語に「推測(すいそく)」があります。

推測」は、ある事柄に基づいておしはかることをいいます。

類推」も「推測」も、おしはかることをいいます。

しかし「推測」は、類似の点に基づく点が、ある事柄に基づく「推測」と違います。