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「流転」の意味と使い方や例文!「万物流転」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
流転

【読み方】
るてん

【意味】
①流れ移ること。移り変わること。
②(仏)業の結果として死と再生を練り返すこと。輪廻。

【語源・由来】
「流」は「さすらう。」
「転」は「方向を変える。変わる。変化する。」

【類義語】
流動

【対義語】
静止

流転(るてん)の使い方

健太
いつまでもこの楽しいクラスでいたいなあ。
ともこ
万物流転というから無理ね。
健太
変わっていくからこそはかなくて美しいのかもね。
ともこ
ずっと一緒だと、人間は飽きちゃうものよ。

流転(るてん)の例文

  1. あの木犀も震災の時に勿論灰になつてしまつたことであらう。流転の相の僕を脅すのは「伊達様」の見えなかつたことばかりではない。僕は確かこの近所にあつた「富士見の渡し」を思ひ出した。(芥川龍之介、本所両国)
  2. 彼は、中国大陸を流転した末に、去年日本に戻って来た。
  3. 健太くんのお兄さんは、放浪流転をくり返している。
  4. 良い時もあれば悪い時もあり、人生は流転するものだ。
  5. 流転輪廻して、いつかは悟り仏陀のもとに行きたい。

「万物流転」とは?

流転」を用いた表現の一つに「万物流転(ばんぶつるてん)」があります。

万物流転」とは、万物は、流動変化してきわまりないということをいいます。

【例文】

  1. 万物流転というから、永遠の愛は誓えないよ。
  2. どんな小さなウィルスでも万物流転からは逃れられない。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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