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「畢生」の意味と使い方や例文!「畢生の大作」とは?(類義語)

【二字熟語】
畢生

【読み方】
ひっせい

【意味】
一生を終わるまでの期間。一生涯。終生。

【語源・由来】
「畢」は「おわる。おえる。」
「生」は「いきる。いきている間。」

【類義語】
終生、終身

畢生(ひっせい)の使い方

健太
あの監督は、今回の映画を畢生の仕事にするつもりで取り組んでいたのに、公開中止になったんだって。
ともこ
何かあったの?
健太
出演者が逮捕されたんだって。
ともこ
作品に罪は無いのにね。

畢生(ひっせい)の例文

  1. 彼に救われたことで、仏の道を極める畢生の覚悟をもった。
  2. それは、彼にとっては、研究の成果を見せる畢生の事業だった。
  3. 子育ては畢生の大事業だと思う。
  4. 印象派の画家が好んで描いた題材を採って之を文章となす事を畢生の事業と信じた。(永井荷風、申訳)
  5. 出征する年少の友人の旗に、男児畢生危機一髪、と書いてやりました。忙、閑、ともに間一髪。(太宰治、春)

「畢生の大作」とは?

畢生」を用いた表現の一つに「畢生の大作(ひっせいのたいさく)」があります。

畢生の大作」とは、その人の生涯で最も優れた作品のことを言い表すことばです。

【例文】

  1. ファウストは、ゲーテの畢生の大作です。
  2. たんぽぽは、川端康成の畢生の大作、かつ究極の作品と評されている。
  3. 彼の畢生の大作を含む100点の作品を所蔵しています。