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「略儀」の意味と使い方や例文!「略儀ながら」とは?(類義語)

【二字熟語】
略儀

【読み方】
りゃくぎ

【意味】
正式な儀礼の一部をはぶいて簡略にしたやり方。略式。

主に手紙で用いられる。

【語源・由来】
「略」は「はぶく。かんたんにする。」
「儀」は「作法。礼法。また、それによる行動。」

【類義語】
略式

略儀(りゃくぎ)の使い方

健太
本当は会ってお礼を伝えなくてはいけないんだけどとても忙しいんだ。
ともこ
メールや手紙でお礼をすればいいんじゃないかしら。
健太
そう思ってメールを作成してみたんだ。どうすれば、本当は会ってお礼を伝えたいんだけどという気持ちを伝えることができるのかな。
ともこ
メールの最後に、略儀ながら、まずはメールにて御礼申し上げますって書けば大丈夫よ。

略儀(りゃくぎ)の例文

  1. 略儀ながら書面を以てお知らせ申し上げます。
  2. 略儀ながら取り急ぎお詫び申し上げます
  3. 略儀ながら書中にてお礼申し上げます
  4. 略儀ながら書中をもって御案内申し上げます。
  5. 略儀ながら書中をもちましてお詫び申し上げます。

「略儀ながら」とは?

略儀」を用いた語に「略儀ながら」があります。

略儀ながら」の意味は、「正式な儀礼をはぶいて簡略したものではありますが」ということです。

本来ならば相手先に訪問してお礼やおわびを伝えたいが行くことができないため、まずは手紙でご挨拶をという意味で書簡の結びに「略儀ながら書面をもって申し上げます。」というように使われます。

メールが普及した現代では「まずは略儀ながらメールにてご挨拶申し上げます。」というように、「まずは」を添えて「取り急ぎ」という意味を表す場合もあります。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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