読み方で悩みやすい漢字の一つに、「白湯」があります。
Q「白湯」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
白湯の読み方
- 「さゆ」
- 「はくとう」
- 「さゆ」と「はくとう」両方とも
このページでは、悩みやすい「白湯」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「白湯」の読み方は、「さゆ」?「はくとう」?
白湯の正しい読み方は、「さゆ」「はくとう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「白」の音読みには「ハク」「ビャク」、訓読みには「しろ」「しら」「しろ(い)」などがあります。また、「湯」の音読みには「トウ」、訓読みには「ゆ」があります。
白湯の読み方は「さゆ」「はくとう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「さゆ」と「はくとう」の両方です。
「白」には「さ」の読み方はありません。「さゆ」は「素湯(すゆ)」が転じたものとも言われています。
広辞苑には「さゆ」「はくとう」の両方の項目があり、他にも「しらゆ」の項目があります。ただし、「さゆ」と読む場合、「はくとう」と読む場合、「しらゆ」と読む場合では、それぞれ意味が少し違ってきます。
「白湯」の意味は、「さゆ」と「はくとう」で違う!
「白」には「しろい」「けがれがない」「あきらか」「なにもない」などの意味があります。一方、「湯」には「ゆ」「水をわかしたもの」「ふろ」の意味があります。
白湯(さゆ)の意味は「(お茶などではない)ただ水を沸かしただけの湯」です。
白湯(はくとう)の意味は「他のものをまじえない湯」「薬湯ではない浴湯」です。
白湯(しらゆ)の意味は「まぜもののない湯」「さゆ」です。
白湯を用いた例文には「朝は白湯(さゆ)を飲む」「白湯(はくとう)の湯船に浸かる」があります。
まとめ
- 白湯の読み方は、「さゆ」「はくとう」「しらゆ」のどれも正しい。
- 白湯(さゆ)は「ただ水を沸かしただけの湯」を意味する。
- 白湯(はくとう)は「他のものをまじえない湯」「薬湯ではない浴湯」を意味する。