【二字熟語】
清聴
【読み方】
せいちょう
【意味】
①清らかに聞こえること。
②他人が自分の話を聞いてくれることを敬っていう語。
【語源・由来】
聞くの尊敬語。
【類義語】
傾聴、拝聴
清聴(せいちょう)の使い方
ともこちゃん。ご清聴感謝します。
長い話だったわね。
お忙しい中、貴重なお時間を費しまして、清聴を穢した事について厚く御詫びを申し上げます。
本当よ。時間を返してって感じだわ。
清聴(せいちょう)の例文
- ご清聴を感謝します。
- ご清聴を煩わしまして、誠にありがとうございました。
- 長い間ご清聴を頂きましたことに対し、深く感謝をいたしましてこの壇を下ることにいたします。
- ご清聴ありがとうございました。
- しばらくの間、ご清聴を煩わしたいと存じます。
「ご清聴」と「ご静聴」の違いは?
「清聴」は主に「ご清聴」という形で使われます。
「ご清聴」に似ている語に「ご静聴(ごせいちょう)」があります。
「ご静聴」の「静聴」はしずかにきくこと。(例:ご静聴願います。)
という意味です。
「ご静聴」は、「清聴」のような相手を敬う意味は含まれていません。なので、目上の人に対して使うことはできません。
「ご静聴」は、講演会などが始まる時に、司会者などの第三者が「ご静聴願います」「ご静聴ください」という形で、聴衆に注意を呼び掛ける際に使われます。
ですから、「ご清聴」は「他人が自分の話を聞いてくれることを敬っていう語」であるのに対して、「ご静聴」は「第三者が、今から始まる話や演奏を静かに聴くよう丁寧にお願いする語」なので意味が違います。