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「静寂」の意味と使い方や例文!「しじま」「せいじゃく」読み方の違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
静寂

【読み方】
せいじゃく

【意味】
静かでひっそりしていること。また、そのさま。

【語源・由来】
「静」は「動きや物音がなくじっとしている。しずか。しずめる。」
「寂」は「ひっそりと静かなさま。さびしい。」

【類義語】
静謐、閑静、静か

【対義語】
騒然、喧騒、騒ぎ、騒音、雑踏、雑音、動乱

静寂(せいじゃく)の使い方

ともこ
健太くん。大うけだったわね。
健太
冗談を言ったあと、一瞬、会場全体が静寂に包まれたからすべったかと思ったよ。
ともこ
笑うタイミングが合わない観客っているわよね。
健太
うけたから良かったけど、内心冷や汗ものだったよ。

静寂(せいじゃく)の例文

  1. 騒がしいエンジン音の車が通りすぎると、もとの静寂に戻った。
  2. 境内は、いつも静寂に包まれています。
  3. 静寂を破って、激しいドラム音が響き渡った。
  4. 夜の静寂を破る爆発音が聞こえ、何ごとかと慌てて外に出た。
  5. 座禅を組みたくなるような静寂な庭園です。

「しじま」「せいじゃく」読み方の違いは?

静寂」は、「しじま」「せいじゃく」、両方の読み方があります。

しじま」と読むと、「」とも書き、

①静まりかえって、物音一つしないこと。静寂。
②口を閉じて黙りこくっていること。無言。

という意味です。

せいじゃく」も「しじま」も、静まりかえって、物音一つしないことをいいます。

しかし「しじま」には、無言という意味がある点が「せいじゃく」とは違います。

物音一つしないという意味では、一般的に「静寂せいじゃく)」と読みます。

静寂」を「しじま」と読むのは「熟字訓」と言う読み方です。

熟字訓」とは、2字以上の漢字からなる熟字を訓読みすることをいいます。

他にも「昨日 (きのう) 」「大人 (おとな) 」「五月雨 (さみだれ) 」などがあります。