【二字熟語】
正鵠
【読み方】
せいこく
「せいこう」とも読む。
【意味】
①弓の的の中心にある黒点。
②物事の急所・要点。
【語源・由来】
「正」も「鵠」も、すばやく飛ぶ鳥の名。昔はそれを的に描いて矢を射たという。
【類義語】
急所、要点
正鵠(せいこく)の使い方
両親から小言を言われると、うるさいなって思っていたんだ。
いざそうなって見ると、正鵠を射ていたって分かった?
両親は僕のことを思ってがみがみ言ってくれてたんだって反省したよ。
反省して同じ失敗を繰り返さなければいいのよ。
正鵠(せいこく)の例文
- ともこちゃんの発言は、正鵠を射た意見として賛同を得る。
- 彼らの指摘は正鵠を射ていて、反論できなかった。
- 国民の不安は正鵠を射ている。
- 健太くんは、正鵠を失した発言で大炎上した。
- 直感が正鵠を射ていた場合はいいのだが、正鵠を失した場合は大問題だ。
「正鵠を射る(得る)」とは?
「正鵠」を用いた表現の一つに「正鵠を射る(得る)」があります。
「正鵠を射る(得る)」とは、物事の核心をつくという意味です。
「正鵠を射る(いる)」も「正鵠を得る(える)」も、同じ意味です。
また、要点を外すという意味で「正鵠を失する」という表現があります。
【例文】
- 彼は毒舌だが、その批評は正鵠を得ている。
- 正鵠を射た質問で、大臣を動揺させた。