【二字熟語】
碩学
【読み方】
せきがく
【意味】
学問のひろく深い人。大学者。碩儒。
【語源・由来】
「碩」は「大きくてすぐれている。」
「学」は「学問をする人。学者。」
「後漢書」儒林伝・論より。
【類義語】
大学者、碩儒、博学、顕学
【対義語】
浅学
碩学(せきがく)の使い方
ともこちゃんは碩学だよね。
そうでもないわよ。
みんなに歩くGoogleって呼ばれているのを知ってる?
喜んでいいのかどうなのかわからないあだ名ね。
碩学(せきがく)の例文
- ともこちゃんは、碩学として知られています。
- 健太くんは、稀代の碩学で有能な人物だ。
- この大学には碩学大儒が大勢いる。
- 異例の出世を遂げた彼は、余程の碩学だったのでしょう。
- 当代一の碩学を講師として招いた。
「碩学」と「博学」「顕学」の違いは?
「碩学」に似ている語に「博学(はくがく)」「顕学(けんがく)」があります。
「碩学」と「博学」の違いは?
「博学」は、ひろく種々の学問に通じていること。
という意味です。
「碩学」は、学問の広く深い人のことをいうので、「博学」と「碩学」は同じ意味です。
しかし、広くすぐれた知識を持つ人を「博学な人」、「博学者」といいますが、「碩学」には、「人」という意味があるため、「碩学者」という言葉がない点が違います。
「碩学」と「顕学」の違いは?
「顕学」は、世に名の高い学問、学派。勢力のある学問、学派。また、有名な学者。
という意味です。
「碩学」は、修めた学問が広く深いことを意味します。
対して「顕学」は、世に名高い学問をいう語なので意味が違います。