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「敏腕」の意味と使い方や例文!「凄腕」「辣腕」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
敏腕

【読み方】
びんわん

【意味】
物事をてきぱきと処理する能力があること。うできき。

【語源・由来】
「敏」は「とし。はやい。すばやい。さとい。かしこい。」
「腕」は「はたらき。」

【類義語】
辣腕、有能

【対義語】
鈍腕

敏腕(びんわん)の使い方

ともこ
健太くんのお兄さんは編集者なのよね。
健太
廃刊になりかけていた雑誌を読みたい雑誌No.1にした敏腕編集者だよ。
ともこ
すごいわね。兄弟だとは思えないわね。
健太
ひどいよ。

敏腕(びんわん)の例文

  1. 敏腕な弁護士に頼みました。
  2. ともこちゃんは敏腕な刑事です。
  3. 総理の秘書として敏腕をふるう。
  4. この物語は、敏腕探偵とへっぽこ刑事が出ている。
  5. 敏腕プロデューサーに曲を作ってもらう。

「敏腕」と「凄腕」や「辣腕」の違いは?

敏腕」に似ている語に「凄腕」や「辣腕」があります。

「敏腕」と「凄腕」の違い

凄腕(すごうで)」は人並みはずれた手腕。普通の人にできないようなことをやってのける実力。また、その実力の持ち主。

という意味です。

敏腕」も「凄腕」も仕事ができる人に使われますが、敏腕」が「てきぱきこなす」という意味に重きを置いて使われる点が「凄腕」と異なります。

「敏腕」と「辣腕」の違い

辣腕(らつわん)」は物事をてきぱきと処理する能力のあること。敏腕。すごうで。うできき。(例:辣腕をふるう。辣腕家。)

という意味です。

敏腕」と「辣腕」はてきぱきこなすという意味が同じです。しかし、「辣腕」の「」に「きびしい。はげしい。すごい。むごい。」という意味があり、「辣腕」は遠慮などしない非情なニュアンスを含む点が「敏腕」と異なります。