【二字熟語】
斥候
【読み方】
せっこう
【意味】
敵の状況や地形などを探ること。また、そのために部隊から派遣する少数の兵士。
【語源・由来】
「斥」は「様子を探る。」
「候」は「ようすをうかがう。」
【類義語】
偵察
斥候(せっこう)の使い方
敵国が出陣の準備をしているみたいなんだよ。
斥候に様子を見に行かせたらどう?
そうしないと不安で眠れないよね。
斥候が様子を見に行っている間、健太くんは仮眠をとればいいわよ。
斥候(せっこう)の例文
- いつどこに敵の斥候がきているか分からないから油断するな。
- 南方に斥候隊を出すことにしました。
- 忠実な斥候が、有益な情報を集めてきてくれました。
- 健太くんが、斥候のように足を忍ばせてやってきました。
- 斥候が怪しげな農夫を引き連れてきた。
「斥候」と「偵察」「スパイ」「スカウト」の違いは?
「斥候」に似ている語に「偵察(ていさつ)」「スパイ」「スカウト」があります。
「斥候」と「偵察(ていさつ)」の違いは?
「偵察」は、ひそかに敵の動静などを探ることをいいます。
「斥候」も「偵察」も、敵の様子を探ることをいいます。
しかし「斥候」は、戦闘状態にある敵の様子を探る時に使われます。
対して「偵察」は、「敵チームの偵察に行く」など、ライバルの様子、相手の様子を探る時に使うこともある点が違います。
「斥候」と「スパイ」の違いは?
「スパイ」は、「相手や敵のようすをひそかに探ること。また、その人。間諜 (かんちょう) 。密偵。」という意味です。
「斥候」も「スパイ」も、敵の様子を探ることをいいます。
しかし「スパイ」には、ひそかにという意味がある点が「斥候」と違います。
「斥候」と「スカウト」の違いは?
「スカウト」は、
①スポーツ界・芸能界などで、有望な人材を探し出したり引き抜いたりすること。また、その役目の人。
②情報収集のための調査。偵察。
③「ボーイスカウト」「ガールスカウト」の略。
という意味です。
「斥候」も「スカウト」も、敵の様子を探って情報を収集することをいいます。
しかし「スカウト」には、「スポーツ界・芸能界などで、有望な人材を探し出したり引き抜いたりすること。また、その役目の人。」「ボーイスカウト、ガールスカウトの略。」という意味がある点が違います。