【二字熟語】
拙文
【読み方】
せつぶん
【意味】
へたな文章。また、自分の書いた文章をへりくだっていう語。
【語源・由来】
「拙」は「つたない。まずいこと。」
「文」は「ことばをつづったもの。」
【類義語】
悪文、乱文
【対義語】
能文
拙文(せつぶん)の使い方
拙文だけど読んでくれる?
良いわよ。先生に提出するの?
そうなんだ。その前にともこちゃんに添削してもらいたいんだ。
ふむふむ。これなら合格点がもらえると思うわよ。
拙文(せつぶん)の例文
- 悪文、拙文の学者が多い中で、彼は能文だ。
- 百回を重ねて皆さんとお別れすることになったが、拙文を愛読していただいたことは感謝にたえない次第です。(坂口安吾、明日は天気になれ)
- 筆者の拙文にお付き合いいただきありがとうございました。
- 拙文が大学の入試問題になったこと、大変光栄に思いました。
- これは15年前に書いた拙文ですが、この時と意見は少しも変わっていない。
「拙文ではございますが」とは?
「拙文」を用いた表現の一つに「拙文ではございますが」があります。
「拙文ではございますが」とは、「拙文ではございますが、この件について書かせて頂きました」のように、つたない文章で恐縮ですがという意味で使われます。
【例文】
- 拙文ではございますが、参加者を代表して体験記を書かせていただきました。
- 拙文ではございますが、お付き合いいただければ幸いです