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「随意」の意味と使い方や例文!「随意契約」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
随意

【読み方】
ずいい

【意味】
①自分の心のままで、束縛や制限を受けないこと。心まかせ。
②仏教の言葉で夏安吾(げあんご)の最後の日に、参集の僧が互いに罪過を指摘し、懺悔すること。自恣(じし)。

「ご随意に」の形で、相手がしようとしていることについて、それがどんな結果になろうとも一切自分はかかわらないと突き放した態度をとるのに用いることがある。
例「そんなに行きたいなら、どうぞご随意に。」

【語源・由来】
「随」は「いのまま。言いなりになる。」「意」は「こころ。きもち。思い。考え。」このことから「随意」は「心まかせ」という意味。

【類義語】
任意、恣意、自由

【対義語】
不随意

「随意契約」とは?

「随意」を使った言葉でニュースでよく耳にするのは「随意契約」だと思います。

「随意契約」とは「競争または入札の方法によらず、相手方を選択し、随意にこれと締結する契約。国または地方公共団体の契約では特別の場合に限られる」という意味です。

随意契約」の対義語は「競争契約

「随意契約」は競争がない分公平性にかけることがあり、価格が高くなることがあります。それでも「随意契約」を選ぶのは、入札公告手続などの事務手続き省くことができ、迅速に契約することができるというメリットがあるからです。

随意(ずいい)の使い方

ともこ
もっと随意に勉強したいな。
健太
学校の勉強だけじゃ足りないの?
ともこ
歴史についてもっと深く学びたいのよ。
健太
随意に歴史の勉強をしたいのなら飛び級で大学に入学するしかないよね。

随意(ずいい)の例文

  1. デザインはこちらで決めますが、色は随意に選択してください。
  2. 人事は随意にしてよいと社長から言われた。
  3. 随意に帰宅させる。
  4. 競争契約ではなく随意契約を結んだ。
  5. 随意にどこでもいってらっしゃい。