【二字熟語】
至高
【読み方】
しこう
【意味】
この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。最高。
【語源・由来】
「至」は「この上ない。いたって。」
「高」は「けだかい。すぐれている。」
【類義語】
最高、極上、究極
【対義語】
最低、最悪
至高(しこう)の使い方
マラソンのあとに冷たいジュースを飲むこの瞬間。至高の時間だね。
いつもよりおいしく感じるわよね。
この瞬間のためにマラソンをしているようなものだよ。
至高の時間があると人生が豊かになるわね。
至高(しこう)の例文
- 至高の幸福を感じる。
- 珈琲の至高の香りを楽しむ。
- 職人の至高の技に唸らされる。
- 神は至高の存在です。
- 至高の技を継ぐべく修行を積む。
「至高」と「究極」「極上」の違いは?
「至高」に似ている語に「究極(きゅうきょく)」「極上(ごくじょう)」があります。
「至高」と「究極」の違いは?
「究極」は、物事をつきつめ、きわめること。また、その最後の到達点。究竟。
という意味です。
「究極」も「至高」も、この上なく高い水準であることをいいます。
しかし「究極」は、物事をつきつめた最後の到達点をいいます。
対して「至高」は、この上なくすぐれていることをいうので意味が違います。
「至高」と「極上」の違いは?
「極上」は、きわめて上等なこと。また、そのさまやもの。
という意味です。
「至高」も「極上」も、この上なくすぐれていることをいいます。
しかし「極上」は、物の品質がきわめて上等である場合をいいます。
対して「至高」は、物の品質に限らず、「至高の芸に達する」のように、幅広く、内容や程度がいちばん上であるものをいいます。