閑静の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
閑静
【読み方】
かんせい
【意味】
もの静かで、落ち着いたさま。
まるで、山の中の小さな池みたいにシーンとしたとこやな。そんな場所、のんびりしたくなるわ。
【語源・由来】
「閑」は「のんびりと落ち着く。ひっそりと静か。」
「静」は「動きや物音がなくじっとしている。しずか。しずめる。」
【類義語】
静か、物静か、静粛、静寂
【対義語】
喧騒、騒音
閑静(かんせい)の解説
「閑静」という言葉は、とても静かで、穏やかな状態や雰囲気を示す言葉なんだよ。
例えば、都会の中心部から少し離れた場所にある住宅地や、夜遅くの図書館、あるいは朝早くの公園など、人の声や車の騒音があまり聞こえないような場所を「閑静」と表現することが多いんだ。「閑静な町並み」っていう言葉は、騒がしい街中とは違って、静かで落ち着いた雰囲気が漂う町のことを指すんだ。
また、この「閑静」という言葉から派生して、「かんせいさ」という名詞もあるんだ。これは、その場所や環境が持つ静けさや落ち着いた雰囲気のことを指すよ。例えば、ある場所がどれだけ静かで落ち着いているかを評価するときや、そのような雰囲気を持つ場所を探しているときなどに使われることが多いんだ。
だから、「閑静」という言葉は、静かで穏やかな雰囲気を持つ場所や状況を表しているんだね。
閑静(かんせい)の使い方
閑静(かんせい)の例文
- 閑静な住宅地で、学区も人気のエリアです。
- 閑静な住宅地の中で、健太くんのピンク色の家は目立って浮いています。
- 教会は、閑静な場所にあります。
- 空襲の被害を受けなかった地域は、閑静な家や木々が残っている。
- そのマンションは、駅近ではないが閑静な環境が売りです。
閑静の文学作品などの用例
-
・・・御閑静で実に結構です。霧が湧いたように見えますのは。」「烏瓜でご・・・ 泉鏡花「二、三羽――十二、三羽」
「閑静な住宅街」とは?
「閑静」は、「閑静な住宅街」という表現で使われることが多いです。
「閑静な住宅街」とは、街のやかましさが聞こえないで、もの静かな住宅地という意味です。
人々が静かな環境で暮らせるような場所を表しているんだ。
そこで暮らしてたら、ぐっすり寝られそうやな。おおむね、ゆっくりと過ごせる場所ってわけやね。
「閑静な住宅街」は、
- 大形車両が通過するような幹線道路がそばにない。
- 人が集まるテーマパークやショッピングモールがない。
- 敷地の広い戸建てが多い。
- 所得が高く意識が高い住民が多いため、騒音問題が少ない。
- 住民の防犯意識が高い、または、防犯カメラが多いため治安が良い。
というような特徴があげられます。
何も騒がしくなく、心が穏やかに感じるような雰囲気のことを言うんだよ。