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「至高」の意味と使い方や例文!「究極」「極上」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
至高

【読み方】
しこう

【意味】
この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。最高。

【語源・由来】
「至」は「この上ない。いたって。」
「高」は「けだかい。すぐれている。」

【類義語】
最高、極上、究極

【対義語】
最低、最悪

至高(しこう)の使い方

健太
マラソンのあとに冷たいジュースを飲むこの瞬間。至高の時間だね。
ともこ
いつもよりおいしく感じるわよね。
健太
この瞬間のためにマラソンをしているようなものだよ。
ともこ
至高の時間があると人生が豊かになるわね。

至高(しこう)の例文

  1. 至高の幸福を感じる。
  2. 珈琲の至高の香りを楽しむ。
  3. 職人の至高の技に唸らされる。
  4. 神は至高の存在です。
  5. 至高の技を継ぐべく修行を積む。

「至高」と「究極」「極上」の違いは?

至高」に似ている語に「究極(きゅうきょく)」「極上(ごくじょう)」があります。

「至高」と「究極」の違いは?

究極」は、物事をつきつめ、きわめること。また、その最後の到達点。究竟。

という意味です。

究極」も「至高」も、この上なく高い水準であることをいいます。

しかし「究極」は、物事をつきつめた最後の到達点をいいます。

対して「至高」は、この上なくすぐれていることをいうので意味が違います。

「至高」と「極上」の違いは?

極上」は、きわめて上等なこと。また、そのさまやもの。

という意味です。

至高」も「極上」も、この上なくすぐれていることをいいます。

しかし「極上」は、物の品質がきわめて上等である場合をいいます。

対して「至高」は、物の品質に限らず、「至高の芸に達する」のように、幅広く、内容や程度がいちばん上であるものをいいます。