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「心血」の意味と使い方や例文!「心血を注ぐ」とは?(類義語)

【二字熟語】
心血

【読み方】
しんけつ

【意味】
精神と肉体のすべて。

【語源・由来】
「心」は「こころ。きもち。精神。」
「血」は「肉体。」

【類義語】
精神と肉体

心血(しんけつ)の使い方

健太
伊能忠敬は、日本地図を完成させるために心血を注いだんだって。
ともこ
忠敬を支えた弟子たちの功績も大きかったのよね。
健太
偉人を支えた人たちって、歴史に名を残さないよね。
ともこ
もっと評価されても良いわよね。

心血(しんけつ)の例文

  1. 父は、非行少年の更生のために心血を注ぎました。
  2. 心血を注いだ作品がやっと完成しました。
  3. この長編小説は心血を注いで書き上げました。
  4. 後輩の育成に心血を注ぎました。
  5. 発展途上のチームの課題解消に心血を注ぐ。

「心血を注ぐ」とは?

心血」を用いた表現の一つに「心血を注ぐ(しんけつをそそぐ)」があります。

心血を注ぐ」とは、全力を尽くして事を行うという意味です。

心血」は、精神と肉体のすべてという意味で、全精力を物事につぎ込むことをいうので「注ぐ」を使います。「心血を傾ける」は、「心魂(精魂)を傾ける」などと混同した誤りなので注意しましょう。

【例文】
・多くの人を救うため、新薬の開発に心血を注ぎました。
・彼女は自然保護のために心血を注ぎました。
・長年にわたり、心血を注いで調査した結果を発表します。