【二字熟語】
侵食
「侵蝕」とも書く。
【読み方】
しんしょく
【意味】
①他の領域をしだいにおかし、損なうこと。
②「浸食」に同じ。流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、その作用。
【語源・由来】
「侵」は「他人の領分に無断で入り込む。おかす。」
「食」は「くいこむ。欠ける。」
【類義語】
風化
【対義語】
堆積
侵食(しんしょく)の使い方
川の流れで岸が侵食され始めたからコンクリートで護岸するんだって。
あら。いいじゃないの。
良くないよ。水草が無くなって、ホタルとか生き物がいなくなるんだよ。
それは困る。
侵食(しんしょく)の例文
- 他人の領分を侵食する。
- 隣国の領土を侵食する。
- 酸が金属を侵食する。
- 波に侵食されてできた自然の造形です。
- 国境線を侵食する。
「侵食」と「浸食」の違いは?
「侵食」に似ている語に「浸食」があります。
「浸食」は「流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、その作用。」という意味です。
「侵食」と「浸食」は「水などが岩石や土壌を削り取ること」という意味は同じです。
しかし、「領土を侵食する。」というように、「侵食」の「他の領域をしだいにおかし、損なうこと。」という意味が「浸食」にはない点が異なります。