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「執心」の意味と使い方や例文!「執着」「執念」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
執心

【読み方】
しゅうしん

【意味】
①ある物事に心を引かれて、それにこだわること。また、その心。執着。
②(多く「御執心」の形で)異性などに深く思いをかけることをひやかしの意をこめていう語。

【語源・由来】
「執」は「とりついて離れない。」
「心」は「こころ。精神。」

【類義語】
執着、粘着、執念、頓着、執拗

【対義語】
諦念、断念

執心(しゅうしん)の使い方

ともこ
健太くんは、あの絵に執心しているわね。
健太
できれば欲しいんだよね。
ともこ
他にもあの絵に執心している人がいるみたいよ。
健太
先に買われちゃうだろうな。

執心(しゅうしん)の例文

  1. 健太くんは、コンビニのあの子にご執心です。
  2. 金に執心してる彼が寄付などするはずがない。
  3. だいぶんあの人にご執心のようだね。
  4. 彼は今の地位に執心しているようだ。
  5. 健太くんは食に執心しているグルメだ。

「執心」と「執着」「執念」との違いは?

執心」に似ている語に「執着(しゅうちゃく)」「執念(しゅうねん)」があります。

「執心」と「執着」の違いは?

執着」は、一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないことをいいます。

執心」も「執着」も、物事にこだわることをいいます。

しかし「執心」に、異性などに深く思いをかけることをひやかしの意をこめていう語という意味がある点が違います。

「執心」と「執念」の違いは?

執念」は、「ある一つのことを深く思いつめる心。執着してそこから動かない心。」をいいます。

執心」は、こだわること、「執着」することという意味があります。

対して「執念」は、「執着」してそこから動かない心を表す語です。

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