【二字熟語】
尻馬
【読み方】
しりうま
【意味】
①他の人が乗っている馬の後ろ。また、前を行く馬の後ろ。
②人の言動に便乗して事を行うこと。
【語源・由来】
「尻」は「しり。また、うしろのほう。おわり。」
「馬」は「うま。ウマ科の哺乳(ホニュウ)動物。」
他の人が乗っている馬の後ろに乗ることから、人の言動に便乗して事を行うことをいう。
尻馬(しりうま)の使い方
健太くん。反対運動に加わって先生に怒られたんですって?
尻馬に乗っただけなのにな。
尻馬に乗ったのは自分の意志でしょ。首謀者と同罪よ。
軽い気持ちで尻馬に乗ってはいけないね。
尻馬(しりうま)の例文
- 健太くんは、悪友の尻馬に乗って人騒がせなことをした。
- 他の連中の尻馬に乗って健太くんを批判するのは嫌だった。
- 留学するというともこちゃんの尻馬に乗って、僕も留学することにした。
- 健太くんは尻馬に乗っているだけで、先導者は他にいる。
- アナリストの尻馬に乗って、日本の経済は危いとマスコミが騒いでいるだけで実際そうでもない。
「尻馬に乗る」とは?
「尻馬」を用いた表現の一つに「尻馬に乗る(しりうまにのる)」があります。
「尻馬に乗る」とは、人の後について無批判に物事をする、他人の言説に付和雷同するという意味です。
【例文】
・米国の言いなりでNATOの尻馬に乗るだけの政権では心もとないと批判される。
・健太くんは、自分の頭で何ひとつ考えられない、尻馬に乗ることしかできない人間だ。
・彼は、一部の評論家の尻馬に乗って偉そうに批判しているだけだ。