【二字熟語】
承服
「承伏」とも書く。
【読み方】
しょうふく
【意味】
承知して従うこと。承引。
【語源・由来】
「承」は「うけたまわる。ひきうける。」「服」は「つきしたがう。受け入れる。くだる。」
【類義語】
承諾、了承、受け入れる
【対義語】
不服
「承服しかねる」のビジネスの使い方は?
「承服」は「承服しかねる」という表現でビジネスやニュースでよく使われる語です。
【例文】
- およそ承服しかねるとして、大阪高裁に控訴した。
- 政治生命を絶たれるに等しい重い処分で、承服しかねる。
- 一方的なキャンセルは承服しかねる。
このように使われます。
「承服しかねる」は、「承知し従わない」という自分の意志を周りの人に伝える表現です。
会議などで受け入れがたい議案があった時、「認められません。」とストレートに発言すると軋轢が生じる可能性があります。
そういう時に「承服しかねます。」ということで、受け入れがたいという気持ちをオブラートに包んで伝えることができます。
「承服」は、「承服しかねる」という否定の意味で使われることが多い語です。「受け入れることはできません。」というよりも丁寧なニュアンスを与える言い方です。「承服」はビジネスの場面で多く用いられ、普段の会話では「承知いたしました」「かしこまりました」を使うことが一般的です。
承服(しょうふく)の使い方
健太くん。この案で良いかしら?
承服しかねる。
承服しないなら違う案を出してよ。
違う案はすぐには出せないな。
承服(しょうふく)の例文
- いやいやながら承服する。
- その条件では承服しかねる。
- とてもじゃないがそんな大それた考えに承服することはできない。
- 自分で経験してみない事には承服する気にはならない。
- 王様の即位に承服しない貴族が多数いた。