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「出奔」の意味と使い方や例文!「失踪」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
出奔

【読み方】
しゅっぽん

【意味】
①逃げだして行方をくらますこと。逐電 (ちくでん) 。
②江戸時代、徒士 (かち) 以上の武士の失踪 (しっそう) をいう。

【語源・由来】
「出」は「内から外へでる。だす。」
「奔」は「にげる。まける。」

【類義語】
逃奔、とんずら

出奔(しゅっぽん)の使い方

健太
兄さんが結婚を反対されて、恋人と出奔してしまったんだ。
ともこ
健太くんは、お兄さんの居場所を知っているの?
健太
僕も知らないんだ。
ともこ
元気でいると良いわね。

出奔(しゅっぽん)の例文

  1. 金を盗んで故郷を出奔する。
  2. 健太くんは出奔したまま行方が分かっていない。
  3. ともこちゃんが出奔してからまだ一週間しかたっていない。
  4. 出奔した健太くんの手掛かりを見つけた。
  5. 出奔したのか、夕べから姿を見かけていない。

「出奔」と「失踪」の違いは?

出奔」に似ている語に「失踪(しっそう)」があります。

失踪」は
行方をくらますこと。また、行方が知れないこと。失跡。

をいいます。

出奔」は「横領して出奔する。」というように、主に、何か悪いことをした人が、逃げて行方をくらますことをいいます。

対して「失踪」は、原因がわからないけれども行方知れずであることをいう点が違います。