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「偏見」の意味と使い方や例文!「差別」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
偏見

【読み方】
へんけん

【意味】
かたよった見方・考え方。ある集団や個人に対して、客観的な根拠なしにいだかれる非好意的な先入観や判断。

【語源・由来】
「偏」は「本筋や中心からそれている。かたよる。」
「見」は「見かた。考え。」

【類義語】
先入観、先入主

【対義語】
正見、中立、客観的、検証

偏見(へんけん)の使い方

ともこ
健太くん。最近宗教にはまっているそうね。
健太
そうなんだ。おかげで迷いが晴れたよ。
ともこ
高い壺とか水とか買わされてない?
健太
それは偏見だよ。僕が信じている神様はそんなことしないよ。

偏見(へんけん)の例文

  1. あの国の民に偏見を持っていた。
  2. 言われなき偏見を打破する。
  3. 健太くんは、偏見にとらわれている。
  4. 偏見の目で私を見た。
  5. 昨今の報道は、誤解と偏見に満ちてる。

「偏見」と「差別」の違いは?

偏見」に似ている語に「差別(さべつ)」があります。

差別」は、
①あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。
②取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。

という意味です。

偏見」は、以前からもっている固定した考え、見方をいうのに対して、「差別」は、取り扱いに差をつけること、区別することをいうので意味が違います。

偏見」から「差別」が生じることがあり、「偏見差別をなくす努力をする」というように並べて使われることがあります。