姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「信条」の意味と使い方や例文!「信念」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
信条

【読み方】
しんじょう

【意味】
①堅く信じて守っている事柄。
②信仰の箇条。教義。
③キリスト教会において、その信仰告白を基準化したもの。使徒信条・ニカヤ信条・アタナシウス信条などがある。

【語源・由来】
「信」は「まことと思う。疑わない。」
「条」は「一筋ずつ書き並べた文。」

【類義語】
主義、方針、建前、路線

信条(しんじょう)の使い方

健太
日本国憲法で、思想信条の自由が保障されているんだよね。
ともこ
そうなのよ。人の精神の自由について保障する自由権があるのよ。
健太
じゃあ、何をいっても何を書いても許されるんだよね。
ともこ
法で許されても、常識的に許されないことってあるわよ。

信条(しんじょう)の例文

  1. 患者の性格や生活環境に応じた適切な検査・治療を行うことを信条とする。
  2. 攻撃ラグビーを信条とするチームが勝利した。
  3. 知り合ったばかりなので、彼の性格や信条などはまだよく知らないんだ。
  4. ファンの前に姿を現さないことが信条の彼らが、ライブをするらしい。
  5. 自分が選んだ行動に最後まで責任をもつことが彼の生活信条なのです。

「信条」と「信念」の違いは?

信条」に似ている語に「信念(しんねん)」があります。

信念」は、
①正しいと信じる自分の考え。
②宗教を信じる気持ち。信仰心。

という意味です。

信条」も「信念」も、信じるという意味があります。

信条」は、正しいと信じて守っている事柄をいいます。

対して「信念」は、正しいと信じている考えをいう点が違います。