【二字熟語】
示唆
【読み方】
しさ
【意味】
(ジサとも)それとなく気づかせること。また、暗にそそのかすこと。
【語源・由来】
「示」は「しめす。さししめす。おしえる。」
「唆」は「そそのかす。けしかける。」
【類義語】
暗示
「示唆に富む」「示唆を受ける」とは?
「示唆」は、ビジネスの場面で「示唆に富む」「示唆を受ける」という表現で使われることがあります。
「示唆に富む」
「示唆に富む」は「暗に教えられることが多い」という意味です。
「示唆に富んだ本」というように、本を読んでいろいろと学ぶことが多かったという時に使われます。
【例文】
- 示唆に富んだ話を聞くことができた。
- ともこちゃんの論文は示唆に富んでいた。
- その講演は示唆に富み、得るところが多かった。
「示唆を受ける」
「示唆を受ける」は「他人から良い影響を受ける、自分の利益になるものがある」という意味で使われます。
「示唆」の「それとなく気づかせる」という意味から、「感化された」というニュアンスで使われます。
【例文】
- 先輩の姿勢には大いに共感するところがあり、少なからぬ示唆を受けました。
- 執筆にあたり、ともこちゃんとの対話に示唆を受けました。
- 監督からは多くの示唆を受けました。
示唆(しさ)の使い方
健太くん。空手の試合はどうだった?
ともこちゃんから示唆されていたのに、試合が終わるまでその事の重大さに気が付かなかったんだ。
示唆されなくても自分で気が付かないといけないことだから、実力が足りなかったってことでしょうね。
次の試合までにもっと努力をするよ。
示唆(しさ)の例文
- 大臣の更迭を示唆する談話。
- 部下に何らかの示唆を与える。
- 市長の発言は辞任の可能性を示唆している。
- 彼は退団を示唆した。
- 有益な示唆をいただく。