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「失望」の意味と使い方や例文!「絶望」「幻滅」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
失望

【読み方】
しつぼう

【意味】
のぞみを失うこと。あてがはずれてがっかりすること。

【語源・由来】
「失」は「うしなう。なくす。」
「望」は「ねがう。まちのぞむ。」

【類義語】
落胆、がっかり

失望(しつぼう)の使い方

ともこ
健太くん。子供を泣かすなんて、あなたには失望したわ。
健太
泣かせてないよ。
ともこ
泣いているじゃないの。
健太
迷子に声をかけただけだよ。

失望(しつぼう)の例文

  1. 結果に失望する。
  2. 大学の授業に失望する。
  3. 実物を見て失望した。
  4. 失望を禁じ得ない。
  5. 人生に失望する。

「失望」と「絶望」「幻滅」の違いは?

失望」に似ている語に「絶望」と「幻滅」があります。

「失望」と「絶望」の違い

絶望」は「望みのたえること。希望を全く失うこと。」という意味です。(例:前途に絶望する。)

失望」との違いは、「失望」が自分が期待していた通りではなかったという意味で、「健太くんに失望する。」というように、主に、自分以外の物や人に使うことが多いです。対して「絶望」は望みがすっかりなくなるという意味で、自分のことに使います。

「失望」と「幻滅」の違い

幻滅」は「幻想から覚めて現実にかえること。美化し理想化していたことが幻にすぎなかったと悟らされること。また、それで落胆すること。」という意味です。(例:幻滅の悲哀を味わう。)

失望」も「幻滅」もがっかりするという意味がありますが、「失望」は「あてがはずれてがっかりする」ことをいうのに対し、「幻滅自分で思い描いていた幻想と現実との違いにがっかりする」という違いがあります。