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「心服」の意味と使い方や例文!「敬服」「感服」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
心服

【読み方】
しんぷく

【意味】
心から尊敬して従うこと。

【語源・由来】
「心」は「こころ。精神。」
「服」は「したがう。」

【類義語】
敬服、感服

心服(しんぷく)の使い方

ともこ
健太くんは時間があれば空手の練習をしているわよね。
健太
大会が近いからね。
ともこ
大会が無くても練習しているじゃない。その姿勢には心服させられるわ。
健太
ともこちゃんだって、誰も見ていなくても教室を掃除したり、ゴミ拾いをしているよね。心服するよ。

心服(しんぷく)の例文

  1. 健太くんは彼に心服しているので、彼の言うことなら何でも聞く。
  2. 日本はアメリカに比べて家族に心服する人は少ない。
  3. 一般的な理由はひとを屈服させることができるにしても、心服させることはできぬ。(三木清、解釈学と修辞学)
  4. 力足らざる者は心服するにあらず、ただこれを恐れて服従の容をなすのみ。(福沢諭吉、学問のすすめ)
  5. 不正をなす政治家に人民が心服するはずがない。

「心服」と「敬服」「感服」の違いは?

心服」に似ている語に「敬服(けいふく)」「感服(かんぷく)」があります。

「心服」と「敬服」の違いは?

敬服」は、感心して尊敬の念を抱くことをいいます。

心服」も「敬服」も、強く心に感じ、尊敬の念を持つことをいいます。

しかし「心服」は、相手に心酔し、心から従うという意味で使います。

対して「敬服」は、相手に従うという意味にうやまう気持ちを伴う表現です。

「心服」と「感服」の違いは?

感服」は、深く感心して、尊敬や尊重の気持ちを抱くことをいいます。

心服」も「感服」も、強く心に感じ、尊敬の念を持つことをいいます。

しかし「感服」は、出来事や仕事などに対して深く感心する場合に使われます。

対して「心服」は、相手に心酔し、心から従うという意味で使います。