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「泥縄」の意味と使い方や例文!「泥縄式」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
泥縄

【読み方】
どろなわ

【意味】
事がおこってからあわてて対策を立てたり準備をしたりすること。

【語源・由来】
泥棒を捕らえて縄をなう」の意から。

【類義語】
準備不足、場当たり、間に合わせ、急ごしらえ、戦を見て矢を矧ぐ

泥縄(どろなわ)の使い方

健太
郷土の偉い人を取材しようという課題のために、泥縄式に資料を読み漁ったけれども大丈夫かな。
ともこ
泥縄式だということが伝わらなければ大丈夫なんじゃないかしら。
健太
そうだね。こちらが真剣な姿勢で取材をすれば、相手も答えてくれるよね。
ともこ
そうよ。この課題を楽しみましょう。

泥縄(どろなわ)の例文

  1. 粗雑な泥縄式の対策だ。
  2. 泥縄の試験勉強では合格はおぼつかない。
  3. 何でも泥縄式にやってきたバチが当たった。
  4. 泥縄式の勉強ではいい結果は出ない。
  5. 泥縄式の経営をしていたので案の定破綻した。

泥縄式(どろなわしき)とは?

泥縄」はよく、「泥縄式(どろなわしき)」という表現で使われます。

泥縄」は「泥棒を捕らえて縄をなう」ということわざの略です。

」は、「名詞に付いて、型・様式・方法・種類などの意を表す。」(例:日本のあいさつ。電動。)

ということです。

泥縄式」は、泥棒を捕まえてから縛るための縄をなうのでは間に合わないことから、場当たりなやり方をたとえていいます。
普段からの準備を怠り、いざ事に直面して初めて、慌てて対処に取り組み始めるさまを形容する言い回しです。