【二字熟語】
率先
「帥先」とも書く。
【読み方】
そっせん
【意味】
ひとの先に立って事を行うこと。進んで事をすること。
【語源・由来】
「率」は「全体をまとめてひきいる。」
「先」は「さきにする。さきんずる。」
【類義語】
引率、リード、主導、音頭取り
【対義語】
追随
率先(そっせん)の使い方
感染症蔓延が一時期より収まって、体育の時間は、マスクをはずしていいことになったんだって。
でも、なんだか外しにくいわよね。
そんな空気を察して、先生が率先してマスクを外すことで、生徒が外しやすいような雰囲気を作り出してくれるんだって。
先生が率先してやってくれるのはいいわね。
率先(そっせん)の例文
- 自分が率先してチームを引っ張っていきたい。
- 上級生が率先して裏方の仕事に取り組み、下級生が練習に集中しやすい環境を作る取組をする。
- 口だけの人が多い中で、彼は率先して自分から行動を起こす。
- みんなの前で大見得をきった手前、自ら率先しないと格好がつかない。
- 負けているときこそシュンとなるのではなく、率先して声を出すようにして、チームのムードを変える。
「率先垂範」とは?
「率先」を用いた表現の一つに「率先垂範(そっせんすいはん)」があります。
「率先垂範」とは、人の先頭に立って物事を行い、模範を示すことという意味です。
「垂範」は、模範を示すことという意味です。
出典は、「率先」は『史記』絳侯世家、「垂範」は『宋書』謝霊運伝論賛です。
【類義語】
・実践躬行(じっせんきゅうこう)
・率先躬行(そっせんきゅうこう)
・率先励行(そっせんれいこう)
【例文】
- 率先垂範しなければ命令するに値しないという考えを持っています。
- 指揮官先頭、率先垂範の伝統を守り、東郷平八郎司令長官は常に艦橋先頭に立ったという。
- 率先垂範を旨として柔軟果敢に事にあたれば人望をあつめることが可能です。