姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「足労」の意味と使い方や例文!「ご足労」と「お手数」の違いは?(語源由来)

【二字熟語】
足労

【読み方】
そくろう

【意味】
人に足をはこばせること。

【語源・由来】
足を疲れさせる意から。

足労(そくろう)の使い方

健太
お客様のお茶菓子だけ豪華だね。
ともこ
足労いただくわけだから当然よ。
健太
うらやましいな。
ともこ
お客様のお菓子によだれをたらさないでよ。

足労(そくろう)の例文

  1. 本日は弊社までご足労いただき恐縮です。
  2. 足労をわずらわす。
  3. 何度か足労をお願いすることになるかもしれません。
  4. お話したいことがありますので、足労願いたいと言われた。
  5. これはあなたにしか頼めないと思って足労願ったわけです。

「ご足労」と「お手数」の違いは?

足労」は接頭語「」を冠して「ご足労」という丁寧な表現で使われることが多いです。

その「ご足労」に似た意味の言葉に「お手数(てすう)」があります。

お手数」は、
①それに施すべき手段の数。てすう。
②その物事または他人のために特に力を尽くすこと。骨折り。めんどう。(例:お手数をかけます。)
③ボクシングで、パンチを繰り返す回数。
という意味です。

【両語】の違い

ご足労」・・・足を使って来てもらうこと。
お手数」・・・手を使って何かをしてもらうこと。

ご足労」は「」を使って「来る」、「お手数」は「」を使って「する」という違いがありますが、どちらも「面倒をおかけしてすみません」という謝罪の意味が込められています。