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「通読」の意味と使い方や例文!「精読」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
通読

【読み方】
つうどく

【意味】
始めから終わりまで読み通すこと。また、ひととおり目を通すこと。

【語源・由来】
「通」は「ある範囲の全部に及ぶ。」
「読」は「文や本をよむ。」

【類義語】
一読

【対義語】
熟読

通読(つうどく)の使い方

ともこ
健太くん。漫画の原稿を編集部に持ち込んだんですって?
健太
そうなんだ。編集さんが通読してくれたんだよ。
ともこ
どうだった?
健太
丁寧に直すべき箇所を教えてくれたよ。勇気を振り絞って、原稿を持っていって良かったよ。

通読(つうどく)の例文

  1. 台本を通読してから、精読し暗記する。
  2. あとがきを読んで、おもしろそうなら通読する。
  3. 源氏物語を全巻通読して見たが、精読する気にはならなかった。
  4. 普段は拾い読みが多いのだが、この本は通読してみることにした。
  5. 私は多忙な身だから、ほかの人の作を一々通読する暇がない。(夏目漱石、文壇の趨勢)

「通読」と「精読」の違いは?

通読」に似ている語に「精読(せいどく)」があります。

精読」とは、「細かいところまで、ていねいに読むこと。熟読。」という意味です。

通読」は、ざっと一通り読むことをいいます。

対して「精読」は、しっかり丁寧に読むことを言う点が違います。