【二字熟語】
措置
【読み方】
そち
【意味】
①事態に応じて必要な手続きをとること。取り計らって始末をつけること。処置。
②安んじていること。また、物事をそのままに打ち捨てておくこと。
【語源・由来】
「措」は「物を置く。安定するように置く。」
「置」は「物事に決まりをつける。」
【類義語】
処理、処置、対処、対応、処遇
措置(そち)の使い方
健太くん。これ以上0点をとり続けたら、厳しい措置が取られるわよ。
厳しい措置って何?退学?
退学は厳しすぎるから、健太くんだけ朝と夕方の補講があるかもしれないわね。
十分厳しい措置だよ。
措置(そち)の例文
- 万が一のことがないように、万全の措置をとる。
- 予算措置を講じる。
- 対象者には優遇措置が取られる。
- 異例の措置をとる。
- 脱税に対して法的措置をとります。
「措置」と「処置」との違いは?
「措置」に似ている語に「処置(しょち)」があります。
「処置」は
1 その場や状況に応じた判断をし手だてを講じて、物事に始末をつけること。
2 傷や病気の手当てをすること。
という意味です。
「措置」が取り計らって始末をつけるこというのに対し、「処置」はその対応のことをいいます。
また、「処置」は手当ての意味がありますが、「措置」にその意味はありません。