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「素養」の意味と使い方や例文!「教養」「素質」「資質」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
素養

【読み方】
そよう

【意味】
ふだんの練習や学習によって身につけた技能や知識。たしなみ。

【語源・由来】
「素」は「もとからの。ふだんの。」
「養」は「心を豊かにする。」

【類義語】
素質、心得、才能

素養(そよう)の使い方

ともこ
健太くんの作文は平仮名ばかりね。
健太
だめかな。
ともこ
漢字の素養がない愚かな人だと思われるわよ。しかも読みにくいわ。
健太
平仮名の方が読みやすいと思うんだけどな。

素養(そよう)の例文

  1. ともこちゃんは若く美しいだけでなく、大変な素養がある。
  2. 学生のころに数学や音楽に関心を示し、特に音楽に関する素養は後々の人生に役立った。
  3. 科学的素養がないとこの仕事はできない。
  4. 健太くんは神学を勉強して、教会に仕えるだけの素養を身に付けた。
  5. あれだけの素養があるというのに、鼻にかけないところがすごい。

「素養」と「教養」「素質」「資質」との違いは?

素養」に似ている語に「教養(きょうよう)」「素質(そしつ)」「資質(ししつ)」があります。

「素養」と「教養」の違いは?

教養」は、
①教え育てること。

㋐学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
㋑社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。

という意味です。

素養」も「教養」も、生まれつきではなく、修練を通して得られる知識という意味があります。

しかし「教養」は、社会生活を営む上で必要な幅広い知識をいいます。

対して「素養」は、練習や学習により身につけた技術や知識をいいます。

「素養」と「素質」の違いは?

素質」は、
①生まれつきもっている性質。
②将来すぐれた能力が発揮されるもととなる性質や能力。

という意味です。

素養」は、練習や学習によって身につけた技術や知識をいいます。

対して「素質」は、修練によるものではなく、生まれもった才能をいいます。

「素養」と「資質」の違いは?

資質」は、「生まれつきの性質や才能。資性。天性。」という意味です。

素養」は、練習や学習によって身につけた技術や知識をいいます。

対して「資質」は、修練によるものではなく、生まれもった才能をいいます。