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「推奨」の意味と使い方や例文!「おすすめ」「奨励」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
推奨

【読み方】
すいしょう

【意味】
良いものであるとして、人にすすめること。ほめてひきたてること。

【語源・由来】
「推」は「おしあげる。えらんですすめる。」「奨」は「ある事をするよう、すすめはげますこと。」

【類義語】
薦める、奨める、勧める、推薦、推挙、選奨、薦挙

推奨(すいしょう)の使い方

ともこ
健太くん。パスワードは自分の誕生日にしちゃだめなのよ。
健太
そうなの?
ともこ
他人に推測されやすいパスワードは、安全性が低いからやめるよう推奨されているのよ。
健太
難しくすると忘れてしまうんだよね。

推奨(すいしょう)の例文

  1. 貿易が推奨されている。
  2. 治療薬としては推奨されていない。
  3. 山手線の利用を推奨している。
  4. 教育の一環として推奨されている。
  5. ワクチン接種が推奨されています。

「推奨」と「おすすめ」や「奨励」の違いは?

推奨」に似た言葉に「奨励」と「おすすめ」があります。

奨励」は「ある事をするよう、すすめはげますこと。」
おすすめ」は「(すすめの丁寧語)良いとしてすすめること。また、その物。」

という意味で、「推奨」「奨励」「おすすめ」いずれも人にすすめるという意味です。

【三語の違い】

推奨」・・・「すすめる根拠がある自分がよいと思う物や行為」
奨励」・・・「ぜひやってもらいたい自分がよいと思う研究や事業、行為」
おすすめ」・・・「根拠はないが、自分がよいと思う物をすすめること」

また、「奨励」には、ぜひやるようにと強めにすすめるニュアンスがあります。「推奨」にはそのようなニュアンスはなく、「手洗いを推奨する」というように、やったらいいよというニュアンスです。

おすすめ」は、科学的根拠はないけれども何となくいいと思うからという気楽なニュアンスを含み、一般的に会話で用いられます。

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