【二字熟語】
退避
【読み方】
たいひ
【意味】
その場所を退いて危険を避けること。避難。
【語源・由来】
「退」は「後ろに下がる。しりぞく。しりぞける。」
「避」は「災いや難儀をこうむらないように、わきによける。さける。」
【類義語】
退散、退去、退却、避難
退避(たいひ)の使い方
SF映画みたいに、危険を察知したらワープで退避することができたらいいのにね。
そうしたら事故や災害で亡くなる方は減るわね。
将来的に、ワープの技術開発は可能なのかな。
理論的には不可能なんですって。
退避(たいひ)の例文
- まずは子供や老人から安全な地域に退避させました。
- この地域の住民約10万人に退避勧告を出した。
- 雇用主が従業員に対し、避難場所の周知を図ったり、屋内退避訓練を定期的に実施したりするよう推奨しています。
- 万が一のために、ハードディスクにデータを退避させる。
- 津波警報が出されたため、住民は高台に退避しました。
「退避」と「避難」「待避」「待機」との違いは?
「退避」に似ている語に「避難(ひなん)」「待避(たいひ)」「待機(たいき)」があります。
「退避」と「避難」の違いは?
「避難」は、「災難を避けること。災害を避けて、安全な場所へ立ちのくこと。」という意味です。
「退避」は、危険な場所から退くことをいいます。
「退避」も「避難」も、危険を避けるために立ち退くことをいい、ほぼ同じ意味で使われます。
しかし「避難民(ひなんみん)」という表現がありますが、「退避民」とはいいません。
「退避」と「待避」の違いは?
「待避」は、
①安全な場所などによけて、危険の過ぎるのを待つこと。
②列車が通過するのを、他の列車が別の線路に入って待つこと。
という意味です。
「退避」は、危険な場所から退くことをいいます。
対して「待避」は、危険を避けてある場所で待機することをいいます。
「退避」と「待機」の違いは?
「待機」は、準備をととのえて機会の来るのを待つことという意味です。
「退避」は、危険な場所から退くことをいいます
なので「退避」と「待機」は、読み方が似ていますが、意味は全く違います。