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「哲学」の意味と使い方や例文!「思想」「倫理」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
哲学

【読み方】
てつがく

【意味】
①世界・人生などの根本原理を追求する学問。古代ギリシャでは学問一般として自然を含む多くの対象を包括していたが、のち諸学が分化・独立することによって、その対象領域が限定されていった。しかし、知識の体系としての諸学の根底をなすという性格は常に失われない。認識論・論理学・存在論・倫理学・美学などの領域を含む。
②各人の経験に基づく人生観や世界観。また、物事を統一的に把握する理念。

【語源・由来】
philosophyの訳語。ギリシャ語のphilosophiaに由来し、「sophia(智)をphilein(愛する)」という意。西周 (にしあまね) が賢哲を愛し希求する意味で「希哲学」の訳語を造語したが、のち「哲学」に改めた。

【類義語】
思想

【対義語】
科学

哲学(てつがく)の使い方

健太
ソクラテスは、ギリシャの偉大な哲学者だったんだよね。
ともこ
釈迦、キリスト、孔子と並んで四聖人に数えられているのよ。
健太
神や仏と並ぶなんてすごいね。
ともこ
「無知の知」という言葉が有名よね。

哲学(てつがく)の例文

  1. 健太くんは、一種独特の哲学を持っている。
  2. これが私の哲学だ。
  3. 社長は、会社経営についての独自の哲学を持っている。
  4. それは哲学的な問いで答えるのが難しい。
  5. 大学で哲学を専攻する。

「哲学」と「思想」「倫理」の違いは?

哲学(てつがく)」に似ている語に「思想(しそう)」「倫理(りんり)」があります。

「哲学」と「思想」の違いは?

思想」は、
①考えられたこと。かんがえ。
②哲学で
㋐判断以前の単なる直感の立場に止まらず、直感内容に論理的反省を加えて出来上がった思惟の結果。思考内容。
㋑社会・人生に対する全体的な思考の体系。社会的・政治的な性格を持つ場合が多い。

という意味です。

哲学」の中での「思想」は、思考作用の結果得られた体系的な意識内容をいいます。

また、一般的に「思想」は、人生・社会・政治などに対する一定の考えをいいますが、「哲学」は、経験から得た考え方、人生観や世界観をいうので意味が違います。

「哲学」と「倫理」の違いは?

倫理」は、
①人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。
②「倫理学」の略。

という意味です。

倫理」は、道徳やモラルのことです。

対して「哲学」は、経験から得た考え方、人生観や世界観をいうので意味が違います。

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