【二字熟語】
泰然
【読み方】
たいぜん
【意味】
落ち着いて物事に動じないさま。
【語源・由来】
「泰」は「大きい。ひろい。おちついている。」「然」は「状態を表す形容詞のあとに添える語。」
【類義語】
悠然、沈着、従容、静謐、綽々、落ち着き、冷静
【対義語】
恐恐、狼狽、興奮、動揺
泰然(たいぜん)の使い方
今、揺れたわよね。
そう?
最近地震が多すぎて、震度4くらいだとみんな泰然としているわよね。
泰然とし過ぎて逃げ遅れることになったら大変だね。
泰然(たいぜん)の例文
- 健太くんは資金が底をついても、何とかなるさと泰然と構えていた。
- 泰然を装っていたが、内心あせっていた。
- 泰然とした姿に、王者の風格を感じる。
- どんな時でも泰然と構えている。
- 何事もなかったかのように泰然としていた。
「泰然」と「悠然」の違いは?
「泰然」に似た言葉に「悠然(ゆうぜん)」があります。
「悠然」は「落ち着いていて急がないさま。ゆったりしたさま。」という意味です。
「泰然」「悠然」ともに「落ち着いたさま」を表しますが、違いは
「泰然」・・・「動じない」
「悠然」・・・「ゆったりしている」
という点です。
ほぼ同義語ですが、「泰然」が物事に動じないさま、「悠然」がゆったりしているさまというニュアンスです。