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「比肩」の意味と使い方や例文!「匹敵」「伍する」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
比肩

【読み方】
ひけん

【意味】
比べてみて能力や価値などが同程度であること。肩を並べること。

【語源・由来】
「比」は「同列に並べる。並ぶ。」
「肩」は「かた。」

【類義語】
同等、互角、相当、匹敵、対等

【対義語】
懸絶、雲泥

比肩(ひけん)の使い方

健太
この発明に比肩するものはないね。
ともこ
人類史上最高の発明といわれているわよ。
健太
これからもかな。
ともこ
これからもでしょうね。

比肩(ひけん)の例文

  1. この点で彼と比肩できる者はいないだろう。
  2. あの一族は、王室に比肩する勢力がある。
  3. 比肩するものがない。
  4. その国の経済力は、我が国に比肩する。
  5. 彼に比肩する外科医はいない。

「比肩」と「匹敵」「伍する」との違いは?

比肩」に似ている語に「匹敵(ひってき)」「伍する(ごする)」」があります。

「比肩」と「匹敵」の違いは?

匹敵」とは、「比べてみて能力や価値などが同程度であること。肩を並べること。」という意味です。

比肩」も「匹敵」も、程度が同じくらいであることをいいます。

しかし、「比肩」は、肩を並べることから、同等であること、特に人の能力などがどちらもすぐれていて優劣がない場合に使われるのに対して、「匹敵」は、「彼の一か月の給料が健太くんの年収に匹敵する」のように、優劣がある場合にも使います。

「比肩」と「伍する」の違いは?

伍する」とは、「他と同等の位置に並ぶ。肩を並べる。仲間に入る。」という意味です。

比肩」と「伍する」は、同等、肩を並べるという意味は同じです。

しかし、「伍する」には、仲間に入るという意味がある点が「比肩」と違います。