【二字熟語】
蓄積
【読み方】
ちくせき
【意味】
①たくさんたくわえること。また、たまること。たくわえ。
②経済学で、資本家が剰余価値の一部を資本に転化して拡大再生産をはかること。
【語源・由来】
「蓄」は「たくわえる。たくわえ。」
「積」は「つみ重ねる。つみ重なる。」
【類義語】
累積、貯蓄、貯蔵、保管、備蓄
【対義語】
損耗、消耗、消費、費消
蓄積(ちくせき)の使い方
健太くん。最近沢山の本を読んでいるわね。
本を読むことで知識を蓄積しようと思うんだ。
それはいいことね。忘れずに蓄積されていけばいいけどね。
やる気をなくすようなことをいわないでよ。
蓄積(ちくせき)の例文
- 疲労が蓄積されて、起き上がることができない。
- 蓄積された膨大な量の情報を活用する。
- 長い間のデータの蓄積がこの論文に結実した。
- 蓄積線量が大きいと、ガン発生につながると言われています。
- 僕の力ではなく、技術の蓄積があったから優勝することができました。
「蓄積」と「堆積」の違いは?
「蓄積」に似ている語に「堆積(たいせき)」があります。
「堆積」とは、
①いく重にも高く積み重なること。積み重ねること。また、そのもの。
②水・風・氷などによって移動した岩石の破片や生物の遺骸 (いがい) が、最後に水底や地表に静止し、集積する現象。
という意味です。
「蓄積」も「堆積」も、重なり積もることをいいます。
しかし、「蓄積」は、金銭、物品、力、知識など、多くは、良いものを後に役立てる目的でためることをいいます。
対して「堆積」は、土・砂・ごみ・葉のような自然物が一か所に集まって、積み重なることをいいます。