【二字熟語】
痴情
【読み方】
ちじょう
【意味】
理性を失ったおろかな心。特に、色情に迷う心。
【語源・由来】
「痴」は「男女関係で理性を失ったさま。」
「情」は「物事に感じて起こる心の動き。気持ち。」
【類義語】
(痴情のもつれの類義語)痴話げんか、色恋沙汰
痴情(ちじょう)の使い方
殺人事件は、痴情か金銭が動機であることが多いよね。
大昔から、人間は痴情のもつれや金銭問題で殺し合ってきたのよね。
愚かだよね。
そうね。人間はいつまで経っても変わらないわよね。
痴情(ちじょう)の例文
- 自分は自分の年をも考えず痴情に陥入った段、何とも恥入る次第である。(志賀直哉、小僧の神様・城の崎にて)
- 彼女は若い男と痴情におぼれている。
- 痴情のもつれによる犯行だったようだ。
- パラオ地方では痴情にからむ女同志の喧嘩のことをヘルリスと名付ける。(中島敦、南島譚)
「痴情のもつれ」とは?
「痴情」を用いた表現の一つに「痴情のもつれ」があります。
「痴情のもつれ」の「もつれ」は、もつれることをいいます。
「痴情のもつれ」とは、色情に迷う人たちが複雑にもつれるさまをいいます。
【例文】
- 痴情のもつれが原因で事件が起きた。
- 痴情のもつれの場面を修羅場と表現することがある。
- 警察は、被害者の顔見知りによる怨恨や痴情のもつれを動機と考えている。