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「徒労」の意味と使い方や例文!「徒労に終わる」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
徒労

【読み方】
とろう

【意味】
むだな骨折り。

「努力が徒労に終わる」というように用います。

【語源・由来】
「徒」は、「徒に(いたずらに)」とも読み「むだに」「意味もなく」という意味。
「労」は、「ほねおり」「苦労」。
このことから「徒労」は、むだに骨折ることを意味する。

【類義語】
無駄骨、骨折り損、無駄足、不毛、無意味、無益

【対義語】
成果、有意義

徒労(とろう)の使い方

ともこ
今まで文化祭の準備を一生懸命やってきたのにね。
健太
文化祭が急遽中止になって、徒労に終わったよ。
ともこ
何でこんなことになってしまったのかしら。
健太
感染症が蔓延するなんて誰も予想できなかったとはいえ、この徒労感はどうしようもない。

徒労(とろう)の例文

  1. 骨を折って社長の意思を変えようとしても徒労に終わるでしょう。
  2. 油田を探して莫大な金と時間を費やし発掘作業を行ってきたが、徒労に終わった。
  3. 二か月の張り込み捜査が徒労に終わって虚しさを感じる
  4. ここまで足を運んだのに徒労に終わるとは。
  5. みんなのこれまでの努力を徒労にしたくない。

「徒労に終わる」とは?

徒労」は、「徒労に終わる」という使い方で目にすることが多いです。

徒労に終わる」は、努力したが無駄だった、結果的に見てむだな骨折りであったという意味です。

似たような使い方で「徒労に帰す(努力が、骨折りという結果になる)」、「徒労感(行いなどが無駄になり馬鹿馬鹿しい気持ちのこと、またはがんばった結果などが報われないで疲れだけが残ったような感覚のこと)」があります。

「徒労」は、自分が行ったことの結果が出ないさまを表し、がっかりする、落ち込む、疲弊するといった悪い意味で用いられます。