【二字熟語】
淘汰
【読み方】
とうた
【意味】
①不要の物を除き去ること。不適当の者を排除すること。
②環境・条件などに適応するものが残存し、そうでないものが死滅する現象。選択。
【語源・由来】
「淘」は「よなげる。よりわける。」「汰」は「よなげる。よりわける。水で洗ってえらびわける。」水で洗ってよりわけるという意味から、不要の物を除き去ること、不適当の者を排除することという意味になった。
【類義語】
排除
【対義語】
受容、導入、包摂、共存
「人為淘汰」とは?
「淘汰」を用いた語に「人為淘汰(じんいとうた)」があります。
「人為淘汰」は「生物の品種改良において、目的にかなった型の個体を何代も選抜・育成して交配し、その形質を一定の方向に変化させること。人為選択。」という意味です。
対義語は「自然淘汰」といい、ダーウィンが種の起源で提唱した概念です。
淘汰(とうた)の使い方
タピオカ屋さんが激減したね。
淘汰されていくのは自然なことよね。
本当においしいタピオカ屋さんは残ったもんね。
本物はどんな時も残るのよ。
淘汰(とうた)の例文
- 旧型は淘汰されていった。
- 淘汰を繰り返して歴史は紡がれてきた。
- 時流に乗ることができない社員は淘汰されていく。
- インターネットが普及すると新聞は淘汰されていく。
- 弱い個体は淘汰されていく。